新年明けましておめでとうございます。
愛嬢ブルックリン(キャバリア・キングチャールズ・スパニエル)との散歩が私の1日の始まりです。今の時期、各お家の庭で目にするのは、山茶花と鉢植えのパンジーくらいで、少しうら悲しい季節です。でも、私の大好きは花一杯の春はもうすぐそこまでやってきています。
さて、川西市では平成17年10月、猪名川町では平成18年10月より、20歳から10歳きざみの、歯周病を中心とする節目検診(無料)が実施されています。
他市での対象は40歳以上で、20歳30歳の方々が検診を受けられる制度はありません。
歯周病は20歳で60%、40歳では80%の人が罹っている病気です。また20〜30歳で発症した人は、40〜50歳で発症した人よりも60歳以後に歯を失う確率が高くなる傾向にあります。
歯周病は自覚症状がほとんどありません。ブラッシング時の出血やたまに歯茎が腫れる程度で、気が付かない間に進行していく病気です。
歯が動くなどの症状が出たときには、抜かなければならないこともあります。
また喫煙者では、この乏しい自覚症状が隠れてしまい、重症になるまで気づかないことが多いようです。また治療を始めても、治りが悪く再発してしまうこともありますので、是非『禁煙』をお勧めします。
そして、最近注目されているように、歯周病は口の中だけの病気に留まらず、全身に大きく影響を与えることが分かってきました。
例えば、歯周病の細菌が血中に進入することにより細菌性心内膜炎が起こりやすくなり、ひいては心不全につながることさえあります。
さらに悪化すると血液の流れが悪くなり、持続的な細菌の侵入により動脈硬化を引き起こし、血栓が出来やすくなり、心筋梗塞や狭心症などの病気を悪化させたりすることもあります。
糖尿病の人ではインスリンの活性に影響を及ぼし、血糖値の調節が不十分になり網膜症や動脈硬化、腎障害などの糖尿病合併症の発症率が高くなります。
妊婦においては歯周病菌の影響により胎児の成長を阻害して、低体重児出産や早産をまねく危険性があります。
今まで述べてきましたように、歯周病はこわ〜い「生活習慣病」です。
この歯周病を予防するには定期健診が必要です。
現在は10歳きざみの節目検診ですが、年に1回誕生月に受診できる充実した歯科検診へ発展させていきたいと考えています。
「お口から始まる健康生活」のため、私達は市町民の方々と手を携えてこれからも頑張っていきますのでよろしくお願い致します。
最後になりましたが、私達歯科医師会と地域歯科医療に対する苦言、提言、要望なんでもよろしいですからお気付きの点、積極的にご連絡下さい。
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